メロンとスイカの載培は難しいといわれる理由

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メロンとスイカの載培は難しいといわれる理由


数ある果物のなかでも、栽培が難しいのはメロンとスイカだといわれている。メロンは、果莱類のなかでもっとも高温が必要で、早植えは禁物である。気温は日中が20〜30℃、夜間は15℃以上が目安で、夜間の気温が下がるようなら、保温材が必要になる。早植えをするなら、農業用電熱線や稲わらなどで地温を上げる必要がある。また、苗が育ったあとでも、温度管理には細心の注意を払わなければならない。

また、アブラムシがついたり、うどん粉病になりやすいので、農薬の散布は欠かせないし、枝をこまめに整えて、つねに葉の状態をベストに保つことが必要になる。さらに、人工受粉を行ない、支柱を立て追肥をしつづけないと、おいしいメロンはできない。

いっぽう、スイカも栽培が難しい果菜である。小玉スイカはまだ栽培しやすいが、大玉スイカをきちんと大玉に育てるのは、ひじょうに難しい。初心者の場合、種からではなく、苗を専門店で購入することをすすめられるほどである。

それでも、堆肥をたつぷり混ぜた土づくりからはじめ、ドームハウスをつくって、気温が上がると風通しをよくしたり、気温が下がるとビニールをかぶせるといった手間をかける必要がある。つるが伸びてきたら、勢いのよいものを残して剪定しなければならない。

実をつけてからも、油かすや米ぬかをまき、水をやることが必要。味をよくするには、少しくらい水が足りないほうがよいといわれ、水加減もポイントになる。さらに、実が拳くらいに成長すると、玉を回転させ、まんべんなく日光にあたるように世話することも必要だ。おいしく大きなスイカを育てるには、そのような手間がかかるのだ。

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